いつもお世話になっております。ラケットプラザの新谷です。

現在(もう7、8年になりますが)、毎週夜の10:00から夜中(午前2時前後)までNACLスポーツクラブの学生等のコーチ達とテニスの練習会を開催しています。

なぜ、37歳の老体に鞭打ってこの練習会を始めたかというと、話せば長くなるのでまた機会があればお伝えします!

さて、たくさんの若い学生達とテニスの事などで色々と話しをしていて感じることがあります。

それが、実際の実力(レベル)と頭の中にある本人が考える実力(レベル)のギャップです。

このギャップが実は上達に大きな妨げとなっているのです。

私が、練習会のメンバー達に最初にトライすることはいつもこのギャップを埋める作業です。これは、実は口で言うのは簡単ですが、実際には非常に難しい(私のレベルの問題が大きいかも・・・)作業になります。

Level.jpg
なぜ、このギャップが生まれるかというと、やはり、自己防衛というか現実に目を向けたくないとか様々な要因によって生まれてくると思います。
実際、私が学生のときもバリバリありました!

■例えば、こんな練習をしてみます!

  ・コートの向こう側にボール1個だけ的(ターゲット)をおきます。
                  ↓
  ・ベースライン近くからとても簡単なボールを手で投げます。
                  ↓
  ・ストロークで的(ボール1球のターゲット)を狙って打たせます。

すると・・・

もちろん中々(全く)ターゲットにあたりません。それどころか、ターゲットに近くにもいきません。
(普通最初はこんなものです。)

それで、1つ質問します。

  私:「的を狙ってんのに、なんで的にいかへんのや?」←大阪弁でスミマセン

  A:「そりゃ・・・活きたボールじゃないからですよ!」

  A:「真剣にやったらもう少し近くに打てますよ!」


なんて、言い訳のオンパレード。でも、本当は・・・

  「この程度しかコントロールが無い」

ということなんです。しかし、これを認めるのは非常に辛い!だから言い訳をするのです。

このようなやり取りを繰り返し、早い人では、数週間で遅い人では数年掛かって認め始めたりします!
(これは、その人の中のタイミングや持っている性格、私との信頼関係等々が影響しているように感じます。)

このギャップが埋まった時に、実は、本当の上達が始まる様な気がします。

それは、自分の実力が客観的に見れるようになるということだと思います。

自分事を客観的に観察できるようになると、本当に足りない部分が分かってきて必要な情報をインプットできる環境が整うのではないかと思います。

これは、社会にでてからも非常に重要で、テニスでできてしまえば「自分の本当の実力を知る」「自分を客観的に判断する」という事ができるようになるのではと考えています。
練習会で出会ったメンバーには、そんな事ができる大人になって欲しい!という事もあって、メンバーに伝えていこうとしています。

上達に悩んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが、お読み頂いている方の上達のヒントになれば幸いです。

一度、今度練習される際に試してみてください。とても簡単なコントロール練習(簡単なボールで小さいターゲットを狙って打つ)なんかが分かりやすいと思いますよ。

それでは、最後まで読んで頂いた方に感謝いたします!ありがとうざいました!


Twitterやってます!ふぉろーみー☆

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